“真の日本の住まい”なんというストレートな表現でしょうか?
日本の集落は江戸時代までは“真の日本の住まい”で形成されておりました。
それが開国と共に外国の住居形式が取り入れられ、さらには太平洋戦争による住居不足解消のため、工業化住宅が多勢を占め今日の無国籍住居郡が街並を形成するようになりました。
常日頃、そんな問題意識を持っている私が、本年の“真の日本の住まい設計コンペ”の審査委員を仰せ付かりましたことは大変光栄なこととでありました。
本年の国土交通大臣賞と文部科学大臣賞の二点を紹介いたします。
<国土交通大臣賞>
<文部科学大臣賞>
<国土交通大臣賞>は屋根の空気集熱と地場の国産木材を利用したエコ住宅であります。これは当社の「そよ風」と「埼玉県産木材」による住まいづくりと共通しております。
<文部科学大臣賞>は地域に古くからある農産物の感想の知恵を利用した空気循環型の住まいで、これも当社がモットーとしている工夫と知恵を生かした住まいづくりと共通しております。
日本の住まいづくりがやっと住まいの基本にたとうとしています。歓迎すべきことだと思います。
埼玉・木の家・つくり人:小山