本年も、山形市の山形大学で行われた「家教連」夏季研修会に参加しました。
「家教連」は家庭科教育に携わる全国の先生方の連合会で、5年ほど前から私も会員にさせていただいており、住教育に住宅人として何かのお役に立てればと願っております。
山形大学の花笠音頭同好会の学生さんが、全国から来た先生方を歓迎してくれました。
研修会は7月30・31日の二日間、真剣な討議が行われました。
31日の午前中だけ、電車で15分ほどの立石寺に行ってまいりました。
立石寺は山寺とも言われ、松尾芭蕉が奥の細道で「閑さや岩にしみ入る蝉の声」と詠んだ寺として有名です。
3年ほど前から俳句を習い始めた私には是非行って見たいところでした。
『山寺に影おとし行く夏の雲』泉一九(私の俳号)
登山道から一番上の奥の院を目指します。途中「力がつくよ!」という名物のコンニャクを食べ、急で長い階段を上り始めます。
10分ほどたち、疲れを感じたころ、そこに憧れの芭蕉の石碑と蝉塚がありました。
思わず「俳句が上達しますように!」と手を合わせました。
『蝉塚を拝する背にそ蝉の声』泉一九
更に急坂を20分ほど登ると、そこが奥の院です。
65歳の体はガクガクですが、心は、憧れの立石寺に来られた満足感でとても爽やかです。
本年、『住いの形』という本を出そうと出版会社と交渉中です。家庭科教育に携わる先生方に少しでもご参考になればと願っております。
埼玉・木の家・つくり人:小山