埼玉県立浦和高等学校をモデルとした『学校エコ改修検討会』に参加しております。
会の目的は表題のとおりで、住宅同様、大変興味のあるテーマでもあり参加しております。
第二回は<埼玉県立大学>の見学です。
2階建ての低層階は緑に覆われ庭のように見える“屋上緑化”南北の高層階は太陽熱の“遮蔽”と“空気循環”を考えております。
ガラス張りの校舎で夏の暑さを心配される作りですが、南面の遮蔽庇と二重のガラスによる暖気の上昇、夏はその暖気の排気、冬は暖気をダクトで床下へおろし床暖に利用
OMソーラーの思想を生かしています。
廊下の床の空気吹き出し
講堂のイスの下の空気吹き出し
体育館も内部の壁が二重で、内側はボールが当たっても破損しないアクリルのスリット板で、床にはやっぱり空気の吹き出し口があります。
これらの太陽熱を考慮したエコ追求のデザインが屋根の構造体にも力強く表現されており、久しぶりに「いい建築を見た!」という充実感を味わいました。
埼玉・木の家・つくり人:小山