今年の冬は大変寒く、北国では大雪で大変お気の毒です。
さいたま市の塩澤様は、太陽熱ソーラーの家を上手に工夫しております。
塩澤邸の2月2日の朝7時は、外気温度-3度、室温は13度、同じさいたま市の私の家(ソーラーなし)は同じ時刻に室温が6.2度です。太陽熱ソーラーの効果がはっきりしています。
塩澤邸ではこの冬、今までの石油ストーブとペレットストーブの併用をいたしました。これからのエネルギーの状況を考慮しての判断です。
ペレットストーブは7万円ほどの安価で管理しやすいものとし、燃料はバークペレット(木の皮や間伐材で作る)よりカロリーが高いホワイトペレット(木部で作る)を使用しています。
バークペレット ホワイトペレット
塩澤さんの太陽熱ソーラーの最大の工夫は、空気のリターン口を利用した「埃の除去」です。月に1回のフィルターの交換で、埃のない清潔な室内空気になっています。
その他、畳の下の板に穴を開け、毎日屋根から循環する暖かくて乾燥した空気を畳に当てています。畳をビニールで覆うと下から、ほのかに空気が上がっているのが分かります。
床下の暖かな空気は、押入れの床からも噴出し、布団を乾燥します。
夏場は床下には太陽熱の空気は循環せず、床下は外気より冷たくなっています。其の空気を室内にとりれて、どんな効果があるか試してみました。工事費は材料と一緒で3万円でした。
今、太陽光発電が脚光を浴びています。当社は、太陽熱ソーラーを推奨いたします。太陽熱の方が太陽光の利用より、安価な費用で、いろいろ面白い工夫が出来、エレルギー効率も良いからです。
埼玉・木の家・つくり人:小山