“社会のことを知ろう”という私的研究会のお仲間と、青森県の日本原燃㈱原子燃料サイクル施設と東京電力㈱東通原子力建設現場に行ってまいりました。(2007.6.6)
原子力は時には危険を伴います。
今回の見学で、原子力は、地球温暖化の原因たるCO2排出において、化石燃料よりコントロールしやすいのでは!という印象を受けました。
東通原子力発電所は発案から40年経って、今やっと敷地の整備が始まりました。
40年後の日本のエネルギー状況?、地球環境に対する世論?、人の生活の利便性の追求?…そんなことを総合して進めてきたプロジェクト!これをどう捉えたらいいのか?
今回の見学は大変貴重な体験でありました。
土砂の流失や再利用を考慮した土工事
生体系を考慮した地下水流出防止策
*大きな土木工事にイメージしていた“大音響を伴った地球を引っ掻き回す”ような工事ではなく、現場の土砂の性質ごとの分類と再利用、動植物の移動や再生、さらに周囲の生態系を考慮した防水鉄板の原発開発地域全体への敷設(岩盤マデ)や海への土砂流失防止池の設置…神経の細やかな土木工事に心地よい刺激を受けました。
恐山
翌日、恐山を見てまいりました。
原発見学と恐山…人は生活の利便性を求め、その中でエネルギーのこと、思いつきや感情ではなく、真剣に考えなければならないと思います。
埼玉・木の家・つくり人:小山