7月の工事別会議は内装工事について行いました。
榊住建で内装をお願いしているのは(有)ハットリさんの1社だけです。ハットリさんの仕事はいつも慎重かつ丁寧で、とても信頼できるパートナーです。
今回の会議の内容は、
①現場での安全管理について
②材料の安全性について
③品質管理について
④現場への要望
材料の安全性について
建築基準法の完了検査の時に、クロスや接着剤などの写真を提出します。
しかし、検査といってもF☆☆☆☆のマークを確認するだけで、受ける私たちもそのことだけが大切みたいなところがあり、F☆☆☆☆があればメーカーや品名は特に問わないというのがほとんどです。
実際に施工をする内装の職人さんたちは、下地の種類や状態、また仕上げ材によってパテ(下地処理)材や接着剤を選定しています。その選定基準がどんなものなのか、その材は何が主材でできているのかなどを話しました。
F☆☆☆☆だけを重視していて、その中身や特性などを軽視していた気がしました。
パテ材ひとつをとってみても奥が深く、そこに職人の技を感じました。
また、品質管理については仕上げ基礎になる下地処理について話し合いをしました。
真壁(柱や梁が見えてくる壁)仕上げが多いほっとする家。柱際の石膏ボードの貼り方次第で下地処理の手間や仕上がりの精度が変わってきます。
「パテ(下地)処理が少ない方が仕上がりは良いです。」とハットリさん。 私もそう思います。
大工さんの作る下地に、仕上げをする内装屋さん。大工さんが手を抜くと下地に時間がかかり仕上がりもそこそこになる。
「決して楽をしたいために大工さんの下地について話しあった訳ではなく、仕上がりの良いものをお客さんに提供したい」というハットリさんの気持ちに感謝です。
来月8月は木工事会議の予定。
5月の電気会議、6月の水道会議、7月の内装会議での内容を来月の大工会議で伝えたいと思います。
改めて棟梁とは全ての工種とからむ中心的存在だと感じました。
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