100年前のしっくいを剥がすと下地の土壁が現れます。
もちろん土壁も100年もの。
ほとんどのしっくいが浮いていて、シュルシュルって剥がれます。
今までよくがんばりました。
場所によっては下地の土壁が浮いていたり、しっくいと一緒にボロッと土が剥がれてしまう箇所があり、そういった箇所は砂しっくい(砂としっくいを混ぜたのも)で補修します。
今回の砂しっくいの配合は1:1、色々試してみましたがこの配合が一番良さそうでした。
1階壁の傷みがちょっと目立ちました。
入口まわりの壁もしっかり補修します。
大きいところはこんな感じで一旦補修し、乾燥後にもう一度下地の砂しっくいを塗ります。
入口まわりも
こんな感じでキレイになって
いきます。
これで下地の下地作業はおしまい。
少し養生をおいて、中塗りをします。
なんでもそうですが、基礎下地を整えるのは大切ですね。
最後の仕上げが大きく違ってきますから。
おまけ
蔵入口の大きな引き戸のかぎ
かっこいい‼
開け方にコツがあってMおばあちゃんに教えて頂いたのですが、なかなか難しい…
このかぎは蔵の中には絶対に入れてはいけないと強くMおばあちゃんに注意されました。
理由は
蔵の中には開錠装置(今でいうサムターン)がついていないのです。
中に閉じ込められたらこの大きな分厚い引き戸を壊すしかないのです。
あ~こわい。
このルール絶対に守らなくては…
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