どの現場もそうですが上棟してからの作業優先順位としては
1.安全な足場に組み直す+足場シートを張る
2.雨をしのぐ
3.風をしのぐ
になります。
ということで足場を組み直してから
屋根下地工事が最初の大工工事になります。
骨組みのタル木を取付ます。
そして野地板合板を張ります。
こちらの野地板は屋根下地ではありますが、構造的な役割も持ちます。
なのでただのベニヤではなく”構造用合板(特類)を使い、N50釘を150mmピッチ”で打ちます。
野地板張りが終わったら防水紙を張り、『2.雨をしのぐ』が完了。
次は『3.風をしのぐ』・・・外壁+外窓です。
構造金物を取付たら外壁下地の骨組(間柱)を取付ます。
この時に外窓(サッシ)が入るように開口部の下地も組みますが、この開口部にはちょっと神経を使います。
このあと付けるサッシの大きさに対して幅も高さも5mmほど大きく作ります。
そして構造用面材を張ります。当社の標準仕様は「モイス」です。(モイスについてはまた別の機会に)
四角い窓はこんな感じで
横長の窓が2個並ぶとこんな感じになります。
外から見るとこんな感じで
この様子はよく見る現場の風景だと思います。
サッシを取り付けて、『3.風をしのぐ』が完了です。
サッシはYKKのAPW330、樹脂サッシです。
お気付きの方もいるかと思いますが、サッシの下には黒いシートがあります。
これは水切りシートといって雨漏りに対しての大切な部材です。
このシート厚みが約1mm、これを折り曲げてサッシの角にはさみ込むので開口部を少し大きく作っていたというわけです。
このあと外壁の防水紙を張って、雨と風をしのぐ工事は完了です。
埼玉 木の家 工務店 注文住宅 榊住建