「桧板と十和田石のお風呂」その2

在来工法のお風呂を解体。
タイルとモルタルを剥がすと軸組みが見えてきます。
浴槽があった所の回りにはコンクリートの基礎がありました。
しっかりとした防水工法がなかった当時は湯がかりになるところからは木材(軸組み)をなるべく離す。
この方法は軸組みを守るにはとても有効です。

残念ながら外壁と天井には断熱材は入っていませんでした。
しかし断熱材が入っていないことで壁内に湿気がこもらず、軸組みはキレイな状態を保てていたと思います。

阿部棟梁の登場です。
新しい下地を作り、壁には高性能GWを105ミリ、天井には2倍の210ミリを入れました。

脱衣室との間仕切りになる壁には、大きなFIXガラスが設置されます。
下枠下地を施工中です。

桧板を張る前の防水処理です。
防水には田島ルーフィングのバスタックを採用しています。
現代にはとても優れた防水工法があります。
施工者として、とても有難いです。

桧板の取付下地には樹脂でできた胴縁(横桟)を取付けます。
次はいよいよ桧板張りです。

阿部棟梁、宜しくお願い致します。

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