秩父市の「秩父樹液生産協同組合さん」に伺い、カエデの樹液採取を体験させて頂きました。
今回は東京都市大学の大橋先生・ゼミの学生さんたちとお邪魔しました。
樹液を採るにはカエデの木に直径2~3cm深さ2cm程の穴をあけホースをさし、
ゆっくりと樹液を採ります。
年間で1本の木から15~20Lの樹液しか採取できなとのこと。
かなり貴重です。
カエデの木は平地だけではなくもちろん山の斜面にも育ちます。
斜面には先日の雪がまだ残っていて、
タンク内の樹液も凍っているものがありました。
斜面に固定されたタンク外し新しいタンクに替えます。
そして10kg程あるタンクを抱え斜面を下ります。
けっこう重労働です
そして車のところまで一つひとつ歩いて運びます。筋トレですね。
寒い・重い・斜面を下りる危険
と
とてもキツイ作業でした。
そんな作業の合間に空を見上げるとこの気持ちのよい空。
疲れも吹っ飛びます。
午後は秩父樹液生産協同組合さんの事務所にお邪魔して
秩父名物「わらじ丼」を頂きながら
秩父の山のことカエデのことを伺いました。
秩父樹液生産協同組合さんでは、600本のカエデの木から年間10t程の樹液を採取しているそうです。
また樹液は年間を通して1月下旬~3月中旬の時期しか採れないとのこで、今がまさに最盛期。
そしてカエデの樹液はサラサラとした上品な甘い水のようでした。
この樹液を40分の1まで煮詰めてメイプルシロップができます。
10t÷40=250kg
秩父で採れるメイプルシロップは本当に貴重です。
組合専務理事の島崎さんは、これからは杉やヒノキだけではなくカエデも植林し
材木だけではなく樹液を活用した地域活性化を目指していると仰っていました。
貴重な体験をありがとうございました。
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