タイ・バンコク旅行記
海外の大型土木事業に30年以上従事してきた友人のお誘いで、真冬の日本から夏のバンコクに行ってまいりました。
バンコクは2月が、気温が30度以上、乾季で一番すごしやすいとのことです。
バンコク市の西に位置する王宮は金襴豪華ですが、派手さを感じさせません。
それは、非常に繊細な加工が、心のこもった人の手で作られているからではないでしょうか。
壁は細かいタイル、屋根も円盤型のタイルで、夫々に色彩が施されています。
新しい王宮は、西洋建築の影響を受け、漆喰に覆われた宮殿です。人の手で入念に修理され管理されています。
バンコクから北へ50kmぐらい行った所に世界遺産のアユタヤがあります。
アユタヤは、タイの古い都で、異民族の支配を受けた歴史があり、仏像は首がとられてしまいました。そんな中で、像がゆったりと歩く光景はなごみです。
その反面、夜のオカマショーは派手そのもの。しかし、いやらしさやテライがありません。
テトで中国の観光客で満員です。
バンコク市の郊外に工事途中のマンションを見かけましたが、工事は行われておりません。
「採算があわないと判断されれば、工事はその場でストップ、後はそのまま」・・・友人の説明です。
どこの国でもそうですが、民衆の暮らしはエネルギッシュでしたたかです。
物価が日本の三分の一程度、タイの暮らしを気持ちよく体験させていただいた6日間でした。
埼玉・木の家・つくり人:小山