二度目の上棟のご報告です。
さいたま市の増田邸は、当社創立当初に作られた和風住宅です。
35年経過し、地盤の不具合で家は傾き、建替えすることになりました。こんな時、大方の人は、その施工者には依頼しないものです。
増田様は、家の傾きが、当社の施工能力不足と捉えずに、当時の施工技術の問題と考え、更に当社の35年間の家検サービスによる住まいの管理体制をご理解頂き、建替え工事を当社にご依頼頂きました。
昨年の暮れ、住み慣れた家の解体が始まりました。
確かに、35年前には考えられないほど、地盤の補強工事や基礎の強度補強の技術はすすんでいます。
それらの工事が無事すすみ、1月18日、上棟することが出来ました。
ここでの木造工法も、35年前とは格段に進歩しています。
阪神地震時に林野庁の要請で開発した番匠金物は柱や梁を強固に結合し、床の下地に張り詰められた24mmの合板は、地震の水平力に対抗します。
今回の増田様の二度目の上棟をさせていただき思うことは
深いご信頼を戴いた増田様への感謝と、ここまで技術向上の精進を積み重ねてきてくれた職人各位への感謝、この二つの感謝の念でいっぱいです。
ありがとうございます。
埼玉・木の家・つくり人:小山