「既存住宅現況検査技術者」の更新講習へ行ってきました。
「既存住宅現況検査技術者」とは、建築士等の資格を持つ者が講習と考査により
検査を行うための知識・経験を習得し取得する資格です。
破壊検査などを行わずに建物の状態を検査します。
既存建物の現況検査は、主に中古住宅の売買時に売主側と買主側のそれぞれにメリットがあります。
売主側のメリット
・引渡後のトラブル発生のリスクを軽減できる。
・建物の状態についての買主の不安が軽減され売却しやすくなる。
買主側のメリット
・建物の状態を把握することで安心して住宅を購入できる。
・購入住宅の状態を把握することで入居後も適切な維持管理をしやすくなる。
・建物の状態に応じた価格で購入できる可能性が高まる。
中古住宅の流通市場においては、住宅の状態にかかわらず築後20~25年程度で市場価値がゼロになる慣行が有ります。
この慣行を改善すべく、国土交通省では中古住宅の適切な建物評価に向けて取り組みがされています。
これにより、内外装・設備の補修を行えば構造躯体の機能が失われない限り、
住宅の価値は何度でも回復・向上するものとなります。
住宅の資産価値を維持・向上させることで、将来売主の立場として住宅を高く売却することも可能になりそうです。
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