昔ながらのフィルムを剥がして挟み込むタイプのアルバム。
なぜあんなに重いのでしょう?
分厚い表紙に分厚い台紙。そして台紙を増やすことを可能にした綴じ金具のリング。
当時の技術として思い出の写真にダメージを与えないことが最優先に考えられたつくりなのでしょうか。
それは「永遠」に対する写真業界の飽くなき挑戦だったのかもしれません。
頑丈であることが永遠を保証しているかの如く。
しかしながら、ただただ重いそれはいつのまにか軽薄短小のトレンドの波に追いやられ、編集することも切り取ることも捨てることも許されず厄介者として部屋の奥にしまわれる運命を背負うことになりました。
数十年前までは、まさかこの現代に、アルバムがかさばって融通が利かないお荷物扱いをされるなんて、思ってもいなかったでしょう。
開くことさえ億劫な古いアルバム。
でも・・・捨てられない。
この頃は街のカメラ屋さん(ショッピングセンターに入ってる店舗など)やネットで、これらの古い写真をデジタル化してDVDに焼いてくれたり、薄い冊子にしてもらえるサービスがあります。店舗によってはアルバムの処分までやってもらえる業者もあります。
ただし、これらの業者にお願いする前に、すべてを丸投げするのではなく、アルバムの中の写真を取捨選択することをお勧めします。
また、廃棄処分をご自身でされる場合は、さいたま市ならゴミ処理場に直接搬入すれば100kgまでは無料で廃棄してもらえます。(身分証明が必要です)
汗をかくにはいい季節になってきました。
ご家庭でも目に余るアルバムがありましたら、アルバム写真の整理をやってみましょう。