木ってカビるんですよね。
特に生木は乾燥していないと、
ちょっと目を離したスキに木肌に黒いカビのぶつぶつが。
乾燥している家の柱や敷居にも、
風通しの悪い湿気の多い場所には白いカビが生えたりするんですよ。
木製家具にもカビ生えますしね。
程度が軽ければ、アルコール除菌で何とかなりそうですが、
長年放置されていると、カビの根っこが木の内部にまで浸透していてやっかいです。
先日うかがった家の柱や家具のあちこちに、白カビが繁殖していたので、
マスクと手袋で完全防備してカビ退治してきました。
もうここまできたら、たとえ木部の色が変わってもいいからカビ退治して!と
お客様からのご依頼を受け、マダムもいろいろネットで下調べをし、
カビキラーを薄めて拭いてみようということになりました。
じつはこの柱は前回のお掃除で水拭きしたんですが、
また浮き上がってきているのでやっぱりカビだという判断になりました。
さすがにカビのアップはキツいので、わかりにくいですが、
机の側面や足など全体的に白くカビが浮いてます。
意外と家具やカラーボックスに使われている化粧板って
中が空洞なだけに、湿気がたまってカビやすいので要注意です。
バケツの中で市販のカビキラーを少し水で薄め、雑巾に含ませて拭いてみました。
薬剤なので色変わりがあるといけないので、
試しに目立たないところでやってみましたが、
無塗装の木部も、塗装の木製家具も特に変化しなかったので大丈夫です。
ただし、塗装の木部の場合はカビキラーが浸透しないこともあるそうです。
そんなわけで、カビの『や〜ら〜れ〜た〜』という悲鳴を感じながら拭き取ってみました。
※カビの悲鳴が実際に聞こえる訳ではありません
うっすら白いカビがこびりついていたんですが、
どうですか、きれいになったでしょ?
白カビさんさようなら〜。
しかし、条件が重なれば、また白カビが発生するのは仕方がないことなので、
周囲のものを物を片付けて、風通しを良くして、
根気づよくやっていくしかないですね。